●Comic faces.
●あなたは、今、仮面をつけて生きていますね?


●Comic faces.
なんとも形容できない見ているだけで笑みがこぼれてしまう仮面達。
しかし、その仮面の下で、あなたは怒っているのかもしれない。あるいは、泣いているのかもしれない。
いやいや、もしかすると荒々しき殺意を秘めているかもしれない・・・・。


その仮面は、とても陽気で楽しそうに笑っていますね。
あなたの顔を見ているだけで、思わず僕も楽しくなってきます。
あなたの笑顔につられて自然と笑みが零れてくるんです。
でも、その仮面の下のあなたの本当の心は、僕には残念ながら、見ることが出来ないのです。
ただ、あなたの心が、ひとつだけ分る方法があるとすれば、それは、あなたの小刻みに震える指の動き、そして、あなたの体全身から滲み出る体波を通じてだけなのです。



●仮面というものは、深夜の深い森に似ています。
のっぺりと無表情で、それでいて滑稽な仮面の下には自らの本心を隠しています。
現代人は、誰しも一応に、そんな仮面を身に纏って暮らしています。
その仮面が、自らの身を守る為には必要だからです。
そのように、信じて本心を押し殺しているからです。
その仮面を剥ぎ取る為には、夜明けが必要なのです。
都会の鬱蒼と茂った森の中には、獰猛な野獣があなたを狙っているかもしれないからです。

でも、夜明けはまだ遠いのです。
だから、
世界が寝ている時刻に、僕は起きています。
理由は至って簡単です。
あなたの本心が知りたいからです。
あなたの素顔に触れたいからです。
誰しもが気が付く前に、

分りますか?
本当のあなたと出会いたいからです。
僕は、いつもあなたのことを、思っています。


●夜明けは暗闇を徐々に解放します。
鬱蒼と茂った木々の表情が、陰翳を帯びて目の前へもっこり浮かび上がってくるのが、この時刻なのです。それまでは木々は、深い闇の中へ埋もれており、森の奥行きの深ささえも墨で塗りこめたように覆い隠しているのです。
そして、この時刻になると、真っ先に鳥が目を覚まします。
今日一日の誕生を、鳥達が、まず祝福するのです。



あなたが、本当のあなたを徐々に仮面で包み込むのが、この夜明け前なのです。
▼顔の照りも良い若い時の作者■
▼変な星のじいさん宇宙人■
▼飲むと陽気な親戚の歯医者のおじさん■
▼愛する男に騙された女■
▼年老いて黒ずんだ現在の作者■
よお、よお、よお!
がんつけてんじゃねぇよ!このやろう!
おめぇ、この辺で見かけねぇ顔だな。
黙って通り過ぎようなんて魂胆じゃねぇだろうな!
スケ番のともみを知らねぇとは、呆れた野郎だ!二度と忘れないように、かわいがってやるぜぇ!
おら、おら、おら!
おおー、こわこわ。(^^;
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