Angel's mutter part. 3
NOT FADE AWAY......
「ひとつの文明が滅亡するのは、その神々が滅亡した時だけだ。」
E.M.シオランは「悪しき造物主」の中で、そのように語った。
不思議な夢を見ました。
昨夜、変な夢を見ました。
僕の手の中の卵から、ヒナが孵った夢です。
突然卵にひびが入りまして、1ヶ所が極端に盛り上がってきました。
そこから、一気にヒナが頭を出し、「あっ」という間に僕の手の中で全身を現したのです。
不思議な話なのですが、そこは海の近くで、僕はビニ−ルに海水を汲んできて、その中にヒナを放してあげました。
するとヒナはとても気持ちよさそうに、その中を回転して泳ぎました。
この夢が何を象徴しているかは、僕には分りません。
でも起きた時、形容できない位の温かい気持ちに包まれました。
夢の中であれ、新しい命の誕生を目撃したのです。
しかも僕の手の中でです。
今もその感触が手の平に残っております。
不思議な夢でした。
でも、あれは本当に夢だったのでしょうか?
妙に実感があるのです。。。。
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●Big Crunch
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●僕は、昨夜不思議な夢を見た。
それは、どこまでも続く雪に覆われた世界の物語だった。
見渡す限り、広がるのは雪に覆われた世界。
あたり一面は、白一色の世界だったのだ。
その真っ白な雪の世界を僕は一人歩いていた。
どこに向かって歩いていたのか?
それは分からない。
ただ、
どこまでいっても・・・
どこまで歩いても・・・
真っ白な雪で覆われた世界が、広がっていた。
僕は、その世界を歩いていた。
何も考えずに、
どこまでもどこまでも歩いて行った・・・
僕が歩く間も、間断なく雪は降り続いていた。
降って、降って、降り続いていた・・・
人の姿は、どこにも見えない。
建物の姿もどこにも見えない。
風景さえ見ることが出来ない。
見えるものは、目の前の雪と瞬間ごとに移動する自分の残像ばかりであった。
しかし、寒さは全く感じなかった。
雪は暖かいのだ。
まるで真綿の布団に包まれている様に、
それは、
とても優しくて温かく包容力があったのだ。
そう。
それは、
形容できない、
深い愛に満ち溢れていた。
●ビッグクランチとは150億年前に起きたと考えられるビッグバンに対抗して生まれた、宇宙の終わりを意味する言葉だ。
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■恐竜は絶滅したのか?■
NOT FADE AWAY......
現代の企業を恐竜に喩えた時期があった。
要するに、現代企業は巨大になりすぎて小回りがきかなくなり、やがては滅び行く運命にあるもの・・・
そう考えられたのだ。
つい数年前までは、そのように言われていた。
しかし、今ではその考え方も変わってきた。
世界でトップクラスの超巨大企業になり、
世界中の富を独占しなければ、生き残ってゆけない。
そのように考えられている。
驚くことに、現代に於いては企業の規模の超巨大化と利益の独占こそが、生き残る方途だと見なされているのだ。
しかし、それにしても先は見えている。
やがては、利益を独占するだけの企業は、
時代の流れに呑み込まれ、死滅する宿命にある。
遅かれ早かれそうなるのだ。
現在の不況の根底にあるのは、
企業のグローバル化が招いた利益の奪い合いが原因である。
利益最優先の思考こそが、市場を破壊してきたのだ。
それは、利権の略奪と言い換えても良いだろう。
それが、正当なる方法でなされるものなら、まだ許せるが、
商売で奪えなくなったら、今度は武力で奪い取る。
侵略と略奪の歴史を刻むだけでは世界破壊にも等しい愚行だ。
そして、それは経済機構の全てだけでなく、国も人間をも破壊してしまう。
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さて、恐竜について考えてみよう。
恐竜も企業同様、超巨大化した時期がある。
巨大化することで、外敵から身を守り、誰よりも果実を独占的に手に入れることに成功した。
しかし、巨大化した恐竜達もやがて絶滅してしまう。
現在考えられている恐竜絶滅の最も有力な説は、巨大隕石の地球衝突による説だ。
全ての恐竜は、その時に滅びたと考えられていた。
かっては、そのように考えられていた。
しかし、一部の恐竜は小型化し、羽を持つことで、絶滅から逃れることが出来た。
その証拠の化石が、現在いくつも中国で発見されてきている。
要するに、一部の小型恐竜は、鳥に進化する道を選ぶことで、子孫に生き残る方途を指し示したのだ。
ここに、我々の生き残るヒントが隠されている。
羽を持つとは、どういうことか?
言うまでもなく、空を飛ぶことだ。
空を飛ぶことで、小さな体にもかかわらず、外敵から逃れ、しかも行動半径を広げることが可能になった。
体が小さくなることで、外気に対して順応性を獲得し、しかも今までの分量の数分の一の食料で暮らすことが可能になった。
この意味は大きいだろう。
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巨大化した企業は、やがて収益にかげりが見えてくるだろう。
市場というものは、一部の人間に富が集中しても成立しないものだからだ。
すべての人間に潤沢に行き渡ってこそ、市場は活性化するものだからだ。
独占は、市場を破壊するものなのだ。
こんなことは、馬鹿でも分かることだ。
なのに、世界の富を独占しようと企んでいる。
理由は簡単だ。
巨大になりすぎた企業は、走り続けない限り、やがて崩れ去る砂上の楼閣に等しいからだ。
巨大な体を支える為には、それが絶対的条件になるからだ。
しかし、
それも永くは続かない。
巨大恐竜と同じ運命を辿ることになる。
だからこそ、
我々は、鳥に進化した恐竜に思いを馳せなければならない。
羽を持つという進化が、どのような偶然でもたらされたものなのか?
それは、分からない。
しかし、小型化することで、初めてその羽が意味を持つのだ。
体を支えることが可能となるのだ。
我々は、このヒントに重きを置かねばならない。
これを現代の社会の構図に当て嵌めてみれば、よく分かる。
政府も、自治体も企業も個人も体質を軽量化しなければ、今後生き残っていくことは出来ないのだ。
政府に於いて、軽量化とは、可能な限り公民でなされる部分を民営化するということだ。
税金で暮らす人間を極力減らし、民間に委託できるものは委託する、
無駄な人間を極力減らし、東京集中の政府の権限を徐々に地方へ分権化させる。
当然、公務員の給料も民間並みに改めなくてはならない。
はっきり言って、国は破産同然の状態なのだ。
その意識の欠落した公務員が、如何に多いことか・・・
呆れて開いた口が塞がらない。
国民の奉仕者が、国民を睥睨するようでは言語道断だ。
しかも、その過分なる俸給は国民の血税で成り立っている。
民間に於いては、分社化を推進しなければならない。
リストラではなく、分社化によって企業規模を縮小しつつ、新たなる産業の育成に努めなければならない。
今、考えられる業種として、最も有望なものは中高年齢層を活かせるサービス産業だろう。
我々は、既成の概念を払拭し、今までの常識を根底から覆す柔軟な発想を持たなければならない。
具体的には、<老人の町>を建設する。
これは、商売として十分に成立するものだ。
この町は、老人が住みやすいあらゆる施設が整ったものでなくてはならない。
そして安全性に十分な配慮がなされたものでなければならない。
そこで、働く者は中高年齢層ということになる。
何故なら、老人の気持ちを一番よく理解できる立場にあるからだ。
これを実現する為には、何社かのコラボレーションが必要になる。
建設、土木、医業、農業、工業、サービス、
あらゆるものを揃えた老人の為の、独立都市にならなければならない。
勿論、他の都市との交流は自由で、盛んにしなければ意味が無い。
しかし、これは必ず成功するだろう。
そして、高齢化社会に向けて、町はますます発展することは間違いない。
僕の考えでは、今の都会は老人には住みにくい場所だ。
何よりも交通量も多く、道幅も狭く、人も多く、老人の生活テンポとは明らかに合わないのだ。
だからこそ、老人に優しい安全な町を作り出さねばならない。
老人が、自分のペースで働き、みんなで自然の中で談話を楽しむ。
そんな町ができたら素敵じゃないか。
老人達は、みんなこぞって押し寄せることだろう。
今こそ常識に囚われない抜本的な変革が要求されるのだ。
僕に言わせれば、石原慎太郎ではないが、賭博の町があってもいい。
学生の町があってもいい。
芸術家の町があってもいい。
子供の町があっても良い。
観光の町があっても良い。
兎に角、根底から今の社会の枠組みを変えなくてはならない。
何よりも町を活性化させねばならない。
町独自の個性を出さねばならない。
その町が大きくなり、経済も潤い、規模を拡大していけば良い。
これから日本は高齢化時代を迎える。
今までの町造りでは、最早通用しないのだ。
一歩先を見つめてみよう。
恐竜が鳥に進化したように。
日本活性化のヒントは、次のことを示している。
国が滅びても前向きに努力した自治体は生き残ると言うことだ。
それは、独立国家として生き残るということだ。
明治維新は、中央集権化の礎を確立した。
これからの日本を救う道は、逆だ。
地方自治体が、国から独立した自らの礎を固めることが何よりも要求される。
努力を怠った県は、生き残ってはいけない。
滅びるべきものは、滅びなくてはならない。
前向きに努力を進めた県が、日本が破綻しても独立した国家として、生き残ってゆけるのだ。
どこかの県や市で、これを実現させる意志があれば、声をかけて欲しい。
ぜひとも、力を合わせてこれを成功させようではないか!
日本再生の為に!