●ええじゃないか・・・とは?●


明治維新の2年前、
前年の全国的な不作、
第二次長州戦争による米価の高騰、
幕府の弱体化などを反映し、
国内は一揆などで騒然としていた。

しかしこの年(1867年)は気候にも恵まれ豊作も予想され、さらに長州戦争が中止されたため、米価が落ち着きを取り戻していた。

ところが、7月の暑い盛りから翌年の4月ごろにかけて、「ええじゃないか」が、何者かの作為による
お札降りを発端として東海地方から始まり、各地に伝播して行った。

これは幕府崩壊が迫った緊迫した政治情勢の下、、民衆の抑鬱した不安と不満が増大し、単調なリズムに身を任せ、踊り狂う民衆の匿名性の反乱と形容することが出来るだろう。またこの踊りの特徴として男性の女装・女性の男装・老人の子供姿・派手ないでたちなどの仮装が上げられるが、この踊りが日常からの逃避をも内包した日常的規範の否定、並びに性的解放でもあったと指摘することも出来よう。
「ええじゃないか」の単調なリフレーンと熱狂、「豊年」「世直り」の言葉の中に真の「世直し運動」を見て取れよう。

要するに世直しの願望は、無能な政治から齎される生活の圧迫からくる不安、鬱屈した不満が一気に暴発して解放への期待・幻想を求め、一体化された運動形態へと発展したものなのである。


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「ええじゃないか踊り」は皆様よくご存知の通り、慶応3年(1867)京都の市中に伊勢神宮のお札が降り、それが「ええじゃないか」の群集乱舞を引き起こし討幕運動を推進させる手助けをしたものです。三河から始まったこのお札降りが、作為的になされたものであれ、民衆は鬱積した日常への不満と生活のやりきれなさを、男は女装、女は男装したりして、殆ど「エクスタシー」状態で踊り狂いまくったのです。
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「なんでもええじゃないか、おかげで目出度し」という囃子詞が、その名の由来らしい。
仮面を被り仮装した一群もあり、狂ったように踊りまくったが、
そこにはアナーキーな性的解放も垣間見られ、これは民衆による抑圧と規制からの
狂乱的な自己解放であった。
背景には「重い年貢、米価の高騰、ひどい凶作」が原因として挙げられるが、
それ以上に無能な幕府に対する不信感があげられるだろう。
切迫した時勢の中で勃発した一種の「マス・ヒステリア」現象とも呼ぶことが出来るであろう。
しかし、この民衆のエネルギーの爆発は支配者層を脅かし、
一気に世の中を変えるエネルギーにもなリ得たのである。

「ええじゃないか、ええじゃないか
くさいものに紙をはれ
やぶれたらまたはれ
ええじゃないか、ええじゃないか♪」

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◎戦争の世紀に時代は突入している。
at 2004 01/17 16:30 編集


みなさん、こんにちわ。
nemochinです。

急速に時代は戦争の世紀に突入しているのですが、どうやらみなさんは、それに気がついていないようですね。

これは、みなさんも既にご存知のことだと思うのだが、2002年末に更迭されたオニール前財務長官が、11日の米CBSテレビのインタビューで次のように述べた。
「ブッシュ政権は発足直後からフセイン政権打倒を計画していた。」
「また当時からイラク攻撃を正当化する為に「秘策」を練ることを閣僚らに指示していた。」

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考えてみれば、今月に入ってから、全く日記を書いていなかった。
これは、書くことが無かったと言うより、書くことが虚しく思えたからに他ならない。
実は、僕はイラクに対するアメリカの攻撃が始まってから、その手のニュースは新聞とネット以外では殆ど目に触れることは無かった。
見たくなかったのだ。
なぜなら、
僕にはこの戦争が、当初からアメリカの世界戦略の一端を担うものという認識があったからだ。ニューヨークの世界貿易センタービルがテロにより破壊された時に、僕はブッシュの行動に胡散臭いものを感じていた。
これは、あらかじめ計画されたものではなかったか?
若しくは、情報を掴んでいて、敢えてそのような行動を誘ったのではなかったか?
そういう疑問が、強く沸き起こったのだった。
当時のいきさつについては、「ヨロズヤML」で紋次郎氏ともかなりやりあった経緯がある。
僕の意見には殆どの人間が、異を唱えたと記憶している。
「そんなことは、ありえないし、そんな危険を冒す必要も無い。」
反論の趣旨は、そうしたものであった。

しかし、今にして思えば、中東戦略の為の布石として、あの事件が見事に「ならず者国家粉砕」の大義名分となり、国民の士気高揚に利用されていることが、よく分るのだ。
これは、果たして捏造されたものではなかったのか?その疑問は、今も強く感じている。
そして、
アメリカの略奪は、今度はシリアをターゲットに置いている。
このままでは、世界はアメリカの独裁社会になってしまうかもしれないのだ。

(今、僕は、ビンラディンとブッシュは、裏で何らかの取引をしているのでは?
そんな疑いさえ感じているのだ。)

当時、僕は次のような文章を書いている。

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◆「ラビ・バトラから現代を読み解け!」◆


さて、
ラビ・バトラの書物から、現代を読み解こうと思い、彼此何も出来ずに1ヶ月以上が経過してしまった。これは僕自身の無為無策によるものが大きいが、それにも増して仕事が思うように捗らず、仕事に費やす時間と体力の消耗度の激しさも原因の一つといえる。
何はともあれ、兎に角歩き出さねば、見通しが見えないのだから、ここは思い切って昼休みを利用し、一気に書き上げてみようかと思う。

ラビ・バトラは1943年インド・パンジャブ州生まれの経済学者である。
瞑想を使い超越的宇宙意識と一体化し、数々の予言を的中させている。
彼が予言を的中させたものに、

●イラン革命とイラン・イラク戦争の勃発
●共産主義の崩壊(資本主義の崩壊・・・これは2010年までに起こる)
●日本のバブル崩壊
●アジアの通過危機から恐慌は世界に拡大する

     『20世紀最後の大予言』(神保出版会)より

そして現在のアメリカとアフガンとの戦争も彼は次の言葉で予言している。
●資本主義が崩壊する前に、大恐慌と戦争に突入します。

アメリカは彼の「社会循環論」によれば、現在「武人の時代」へと向いつつあるという。
そのアメリカが戦争を引き起こす可能性があることを彼は予言していた。
また彼は今後の動向として「石油は有限な資源だけに石油産出国を巻き込んだ問題が絶えない」ことを指摘している。
       『世界大恐慌』(総合法令)より

ここで彼の言う所の「社会循環論」について見てみたい。
この理論の根本的な原理は、彼の師であるP・R・サーカーが最初に提唱したものであるが、「いかなる社会においても政治的な力は三つに分類でき、またこの三つしか存在しない」というものだ。
それは、
◆第一に武力=軍事力、
◆第二に知識、
◆第三に富=経済力である。

「社会循環論」によると、どんな文明に於いてもこの内のどれかが突出し、支配的力を齎す。
そして彼によれば現在アメリカは「武人の時代」へと突入している。
彼の言葉を引用すれば、「指導者が富裕者から武人に代われば、大衆も変る。アメリカ社会は武人の時代に相応しく、武力を価値の基本とする時代へと変貌する」という。
この傾向は、果して現在の日本にも当て嵌まらないだろうか?
この危機の真の原因は、彼の指摘によると全世界の食料の需給バランスの崩れにあるという。
彼は、キリスト教圏の考えの基本にある「勝者と敗者」「支配と服従」「理性への偏重」というものに異議を唱える。
その上で原油価格の低さから発する西欧対イスラムの対立の鮮明化、並びに富の不均衡から生ずるストレスの暴発を予言していた。
彼の考えでは競争万能経済は、既に破綻の時を迎えているのだ。
「倫理観の欠如、極端な貧富の格差、麻薬や犯罪の蔓延」
それらの原因に、競争万能経済システムの欠陥が挙げられる。
ならば、どうすればこれを克服出来るのか?

そこで彼の師サーカーは、世界中から貧困をなくす目的の為「プラウト」というシステムを考案し、彼(ラビ・バトラ)もまたその導入を力説している。
これは、簡単に説明すれば「基本に霊性をおき、生産の効率化と分配の公正さをうまく融合させた哲学」である。彼によれば「地球上のあらゆる資源を、進歩の力によって効率よく役立たせるための理論」ということになる。

プラウト(Progressive Utilization Theory)の内容は『JAPAN繁栄への回帰』(総合法令)に詳しく書かれているので、興味のある方はぜひ参照してみて欲しい。

さて、何故僕がこうしてラビ・バトラの紹介を書いたのか?
それは、現在行われている戦争が、一人勝ちによって全世界を自分達の支配下に置きたいが為の戦争である匂いが強いからなのである。
ある意味では、資本主義の威信を賭けた生き残り延命の為の戦争と呼ぶことも可能かもしれない。
果して「プラウト」が実現可能のものかどうかは分からないのだが、閉塞された現状の打破の手掛かりになることは確かだと思う。

みなさんもラビ・バトラの書物に触れてみてください。
何かが見えてくるかもしれませんよ。
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●事件の渦中にいると、本質が見えないことがこの世には往々にしてよくあることだ。
怒涛の如く押し寄せる情報の波に呑み込まれて、冷静な判断力を失ってしまうのだ。
言うまでもなく、情報は人間の手を経て流通される。
そこには、当然加工が施され、人々はその加工された情報に翻弄されることになる。
戦争状態に於いては、自国に不利益な情報が開示されないばかりか、粉飾された情報(加工情報)に我々は惑わされることになるのは言うまでも無いことだ。

戦争(イラク戦争)が始まる前の、イラクの軍事力は過大に喧伝されていた。
しかし、いざ戦争が始るやいなやその弱体さが早くも露呈された。
湾岸戦争以降、経済的制裁を長く続けられ、既に国力は弱体化していたのだ。
大量破壊兵器は、一体どこにあるのか?
フセインはどこに消えたのか?
今、誰もが、そのことに関心を示している。
しかし、アメリカにとっては、そんなことは初めから問題ではなかった。
中東の石油と天然ガスの利権さえ確保出来れば、彼らの目的は達成されたのだ。
なぜなら、この戦争はもともと略奪の為の戦争であったのだから。

フセイン無き後のイラクの治安の乱れは、無法国家と呼ぶに等しい状態だ。
無政府状態の下、略奪が罷り通り、世界的に価値の高い考古学的資料さえ被害にあっている。
謂わば、これは一部のイラクの国民がアメリカの方法論を踏襲しているに過ぎないのだ。
それは、
略奪が正義だという論法だ。
ユニラテラリズム(一国主義)を標榜するブッシュは世界一の軍事力を背景にして、世界制覇を目論んでいる。
アメリカはエネルギー不足が深刻化していた。
それを補う為にも中東の石油は喉から手が出るほど欲しかったものなのだ。
だからこそ、戦争前から利権の配分が決められ、国連を無視してまでも一方的に開戦に踏み切ったのだ。

ここで、我々はもう一度2001年9月11日に起きた「世界貿易センタービル」らへの同時多発テロを思い起こさなければならない。
あれらは、果たして本当にビンラディンに操られたものであったのか?
僕には、当時からその懸念が強くあった。
なぜなら、僕達は次のような歴史を持っているからだ。
ヒトラーを首班とした新内閣が誕生した時、ヒトラーは宿敵共産党を叩く為に警察予備隊を創設し、共産党員を逮捕し、その上国会議事堂に火災を発生させ、それを共産党員の仕業とし弾圧していった。
その火災は、共産党員を弾圧する口実に、ヒトラーの指図により齎されたものであった。
しかし、当時国民は誰もその事実には気がつかなかったのだ。
その為、ヒトラーの台頭をいとも簡単に許してしまったのだ。
憎むべき共産主義者というヒトラーの拵えた構図にまんまとのせられてしまったのだ。
アメリカの石油、天然ガス等エネルギー産業を牛耳る組織は、ブッシュという恰好の指導者(役者)を利用し、一世一代の芝居を打った。
それは、同時多発テロという壮大なやらせであった。

今、手元に当時の資料が無いので、記憶に頼るしかないのだが、確か貿易センタービルに激突させた主犯の男には、イスラエルから巨額の金が支払われた筈だ。

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●我々は、加工された情報を元にして、現象を解読しても、それはなんら事実の解読にはならない。
まして情報が一人歩きし、一旦世論を形成してしまえば、それを覆すことは並大抵のことではない。
新聞の情報などでは、今回の米英軍のイラク制圧を肯定的に見る向きも多いようだが、その論拠としてフセイン政権の崩壊で、イラクに民主化が齎されたこと、並びに大量破壊兵器使用による世界の危機を回避できたことを挙げている。
だが、果たしてその論拠は正しいのだろうか?
これは、今後のアメリカの進行する方向と歴史の流れをもってしなければ、明確に知ることは出来ないことなのだが、ただひとつ今いえることは、人々が今回の戦争を「正しい戦争」と見なしていること--その意味は大きいだろう。

ここで問われたのが、戦争には、正しい戦争があるという論法だ。
この戦争を起こさなければ、ニューヨークの世界貿易センタービル等が破壊された悪夢が、再現される。だからこそ、悪の枢軸は叩き潰さなくてはならないのだ。
同時多発テロが、国民にこの危機意識をインプラントした効果は、絶大な意味を持っている。
その正義決行の大義名分となるものが、「イラクは大量破壊兵器を保持している」
だからこそ、イラクは叩き潰さねばならないのだ。
こんな風にして、単純に今回の戦争を仕掛ける理由付けが拵えられ、行為が正当付けられた。
そして世界一を誇る絶対的な軍事力で、短期間にイラク全土を制圧したのだ。

戦後、ブッシュは飽きもせずジョーンウェイン気分で、フセイン等に懸賞金を掲げたが、ビンラディンの時の懸賞金(約30億円)に対して、今度は懸賞金(2400万円)という安さである。
しかも大量破壊兵器の隠し場所に関する情報を、この金で買い取るというのだ。
一国を潰した大義名分に支払う金額としては、あまりの額の僅少さに驚かされる。
このことからも、アメリカには「イラクが大量破壊兵器を保持している」などということは、最初からお題目にすぎなかったことが分る。要するに国民の支持を得、士気を高めるが為の大義名分に利用したに過ぎなかったのだ、利権獲得の為に。

さて、ここで話を変えたいのだが、
現在日本で耐性HIV(エイズウイルス)による感染が広がりつつあるという。
これは、治療を中断した患者の体内で、薬に対する抵抗力をもったウイルスが増殖し、その患者が性交渉することで病原菌を撒き散らしているものだ。
この進化したエイズウイルスには、治療薬も効果が薄く、遺伝子の一部を変えてしまうほどの力があるという。
一時的な快楽の為に、若くして命を失うこと・・・
こんな馬鹿げた話は無いだろう。
若者には、性交渉の時には、コンドームの着用を奨励したいものだ。

そして、
僕は、今後アメリカと付き合っていく上で、日本という国家にもコンドーム着用をお願いする次第だ。


では。

続、時代は戦争の世紀に突入している

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at 2004 01/24 21:56 編集


こんにちわ。
nemochinです。

徐々にではあるが、またひとつ秘められたる事実が白日の下に晒され始めた。

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イラクの大量破壊兵器捜索を指揮してきたCIA特別顧問、デビッド・ケイ氏が、「イラクは湾岸戦争(91年)の後、生物・化学兵器の大規模生産を再開せず、大量の備蓄はなかった」との判断を示し辞任した。
これにより、ブッシュ政権がイラク戦争前、フセイン政権打倒の大義名分として主張した「大量破壊兵器の差し迫った脅威」は、存在しなかったことがほぼ確実になった。
               [毎日新聞1月24日]記事より引用
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これは、みなさんも既にご存知のことだと思うのだが、2002年末に更迭されたオニール前財務長官が、11日の米CBSテレビのインタビューで次のように述べた。


「ブッシュ政権は発足直後からフセイン政権打倒を計画していた。」
「また当時からイラク攻撃を正当化する為に「秘策」を練ることを閣僚らに指示していた。」
「この同時テロ後、ウオルフォウイッツ国防副長官はイラクを攻撃対象とするよう進言したが、パウエル国務長官が反対し、アフガニスタンの旧タリバン政権打倒を優先させた。」
                 〔読売新聞1月12日〕記事より引用

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これらの事実から、イラク攻撃正当化の「秘策」が捏造されたものであることが明らかになった。
その「秘策」とは何か?
これは言うまでも無いだろう。

信じられないことが起こるのが戦争の世紀の特徴ではあるのだが、正義の仮面を被ったカウボーイが実は前代未聞の極悪人だったとしたら、今まで奪われてきた命は浮かばれまい。
かって、歴史上、これほど大規模で極悪非道の行いが存在しただろうか?
やがて事実は白日の下に晒されるだろう。

しかし、終わり無き戦争の引き金は、既に弾かれてしまったのだ。



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最近、どうやら「平成ええじゃないか踊り」が巷で人気になっているそうだ。
僕の「ほむぺ」だけでなく、そこら中で「ええじゃないか」を取り上げる「ほむぺ」が増えてきているし、僕の所へも問いかけが増えてきている。
外人からのアクセスも増えてきている。




※これらは、今から10年ほど前、「平成ええじゃないか踊り」というホームページに掲載されたものです。



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