■アカシック・レコ-ド■

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アカシャ年代記(アカシック・レコ-ド)と呼ばれるものがある。
これは、すべての宇宙で起きたことが記録されている記録庫のことだが、我々の視点から見れば未来に起こることも同時に記録されてい
る。これから考えると我々が未来と考えていることは、あるいは既に起きたこと【過去】なのかもしれない。
ようするに宇宙にはエネルギ-としてコ-ド化された情報が過去も未来も含めてデ-タベ-スとして収納されているらしいのだ。勿論、我々
が簡単にアクセスすることは出来ない。それは神秘の坩堝である。

ユングに語らせると、宇宙は音型的に構成されており、それぞれが異なる周波数をもっており、過去も未来も同時に存在しているという。
これが、明在系、暗在系という考え方にも通ずるのだ。
眼に見える世界と見えない世界-----我々はあらゆるものを支配したつもりでいても、実際には宇宙の意志の下で動かされている操り人形
にすぎないのかもしれない。人間達は、実際には何も分ってはいないのだ。
何物も支配などできないのだ。

眼でみることの出来ない世界、そこでは今何が起きているのだろうか?
もしかして、その力が現在の世の中を動かしていると仮定したら・・・
今の我々が既に予定調和された<生>を生きていると仮定したら・・・
あなたは、一体どのように感じるだろうか?

しかしだ、
考えてみれば、こんなにつまらないことは無いだろう。

未来を変えることが出きるのは,やはり今の我々の努力をもってしかないだろう。そう考えたほうが遙に建設的思考法だ。



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■ポール・ヴァレリーの『パンセ』の一句を主題とする変奏曲-------安井源治・訳■


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 エウスタテスが師のピュタゴラスに向って、こうきく。
「わたしたちをとりまく夜にじっと耳をすますと、妙なる調べがきこえてくるような気がしてなりません。それは何というやわらかで、
しかも力づよい音色、何というたぐいまれな純粋さをたたえたハーモニーでありましょう。わたしのたましいは聴覚のかなたに遥かな
メロディーの流れをききとり、おどろきます。わたしのたましいは、さながら希望のように、わたしの感覚のきわみにまで拡がっていき、
わたしを驚嘆せしめるこれら水晶のようなふるえと、壮大なゆるやかさにみちた轟きをとらえようとするのです。
この妙なる調べをかなでるふしぎな楽器は、いったい、どのようなものなのでしょうか?」

 ピュタゴラスは答えて言った。
「それは天空そのものなのだ。
きみは神々を魅惑しているものを感じとったのだ。
宇宙には沈黙は存在しない。
もろもろの天体の運動と、永遠な声の調べとは、きりはなすことができない。
運動する星のひとつびとつは、その速度に応じてエーテルを振動させることにより、みずからの数に固有な音を空間に伝達する。
地球からいちばんへだたった星は、必然的にもっとも高速で運動しているから、宇宙の全体にいちばん高い音を提供する。
それよりも地球に近い星は、より低速であるから、もっと低い音を出す。
そして、宇宙の中心たる地球は不動であるから、音を出さない。
もろもろの天体の軌道はひとつの法則に従っているので、それらの星が発する音は、
天空と天空とが奏でる甘美でこころよい変化にみちた交響楽の中でみごとに溶け合う。
この純粋世界の秩序がきみの耳を魅惑するのだ。
英知、正義、愛、その他の宇宙の崇高な部分を支配するもろもろの徳は、こうして人間に感知されるものになる。
そして、きみが感じているこの恍惚とした気分は、厳密な神的アナロギア(アナロジー)の結果にほかならないのである・・・・」


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僕は、この休みを使って、ジュリエット・ブルック・バラード著:林陽 訳による『エドガー・ケイシー驚異の波動健康法』(中央アー

ト出版社刊)に目を通した。
その時、その商店街を歩きながらその文章を思い出していた。

そこには面白い記述があるので、みなさんにもご紹介したい。

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■音霊(おとだま)は岩をも動かす!■


世界の七不思議の最たる、ギザのグレート・ピラミッドの建造法は、今もって謎に包まれています。
ところが、ケイシー・リーディングによれば、この特殊なピラミッドは他の大神殿と共に、ラータの時代に建立され、建設の原動力の一
つが歌だったとのことです。

「こうして、後に”グレート・ピラミッド”と呼ばれるようになったものが初めて着工され出した。
これはラータの働きを通して、これらの人々が得てきたものの結晶となるべき存在だった。」(294-15)

「モニュメントが増やされたばかりか、全ての時代を通じての、そして今後来る新しい摂理の時代に至る、地球上の出来事の記録が収め
られたグレート・ピラミッドの建造が、アトランティス人の助けによってなされたのだ。」(281-43)

問二:「音楽と芸術への衝動はあるのでしょうか。」
答二:「ピラミッド群、記録の館、さらに石の中に記録を刻んだ部屋の建立について前にも述べた通り、これらは歌によって組み合わさ
れたのだ。
これはその人(アジャックス・オール)が修得したことであって、彼はナイル河の上でその呪文を唱えたのである。」(2462-2)

問三:「どのような力によって、これら初期のピラミッドや神殿は建てられたのでしょうか。」
答三:「今の文明においても次第に使われようとしている気体の浮揚力によって、またあらゆる力を生み出す本源に通じている人々の働
きと見事な業によって建てられたのだ。」(5750-1)

特殊な方法で開発すれば、歌や聖音には物を動かすほどの力が生まれることになるのです。


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これによるとある種の歌は、訓練を積むことにより、巨大な岩をも宙に浮かせ、思い通りに動かす力を持つことになる。
信じるも信じないも、みなさんの自由だ。
ただ、僕は歌には間違いなくある力を引き出す力があると考えている。
人間が波動から成り立つものであれば、当然音楽が人間に何かしらの影響を与えていることは間違いないだろう。
人間が本来有する潜在能力を引き出す為にも、音楽は有効な手段となる筈だ。
こんな時代だからこそ、現代の子守唄が必要なのだ。
僕は、音楽による革命は可能だと考えている・・・
音楽の力、ぜひみなさんも活用してみてごらん!

音楽には間違いなく力があるよ。


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■アトランティス■


久し振りに時間が出来たので、今読んでいるL.W.ロビンソン著:今村光一訳『人類の運命を読む』中央アート出版社からの引用です。

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大ピラミッドは半分は秘伝の伝授のために建てられたもので、”秘伝の館”の意味を持ち、エジプトの宗教の秘儀に達するために礼拝な
どをする人々のためのものだった。
ここで修験者たちは、聖なる修行や礼拝にはげんだのであった。
単なる墳墓としての意味よりこのほうが大きな意味を持っていたのだ。
大ピラミッドは鉄さえ浮かす宇宙と自然の法則を応用して建てられた。
同じ法則によって重力は克服され、相殺されて石も空中に浮いたのだ。
ピラミッドは頌歌の唱和などの中で霊的な空中浮揚の術によって建設された。
これは後になってイギリスのドルイドで、古代ケルト族が巨石の建造物をつくったのと同じやり方であった。


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これがエドガー・ケイシーのリーディングなのです。
かって地上にはプラトンが書いたようなアトランティスという高度文明を持った大陸があったそうです。
そこでは太陽エネルギーを動力にし、ファイヤー・ストーンあるいはグレート・クリスタルの名で呼ばれるプリズムを重ね合わせた反射
結晶物質を使用し、各地にエネルギーを供給していたらしい。
これは人体を若返らすこともでき、反対に使用方法を間違うと、破壊をもたらす危険なものであったという。
アトランティスの破壊は、このファイヤー・ストーンの効果を上げすぎたことの結果によるという。

これらの話がどこまで真実を語っているのか分かりませんが、かって現代よりも高度な文明が存在したことは、ピラミッドなどからも推
測できるのです。
しかし、アトランティスはその力を多用し過ぎた為に破壊された。


人間の手に負えないもの(原子力)にも、これは当て嵌まらないだろうか?
・・・・ということは、
人類は再び破壊の道を選択しようとしているのでしょうか?


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■宇宙霊■


やっと分かったことがある。
スフィンクスやピラミッドの謎とは、人体の謎の象徴に過ぎなかったのだ。

我々は、全ての歴史をかって経験している。
今後起きる全てのことは、かって経験したもので、心の奥深くにしまい込まれたものなのだ。

但し、
時間に縛られない場所に到達した時、それらはぽっかりと顔を顕わす筈なのだ。
何故なら、
我々の本質とは、宇宙霊・・・
宇宙に散らばる星雲を旅行する宇宙霊なのだ・・・

遠い遠い年月を輪廻する。

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